ラガーマンが選ぶラグビーワールドカップ出場選手ベスト15

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ラグビーワールドカップ

熱狂のラグビーワールドが終わりました。

44日間に渡る熱戦に多くの人が釘付けになったのではないでしょうか。

世界で活躍する多くの選手やスターがプレーしました。

そんな、ラグビーワールドカップで活躍した各ポジションの選手をベスト15で独断で選んでみました。

Contents

ラグビーワールドカップ日本大会ベスト15 フォワード編

1番プロップ(PR)稲垣啓太(日本)

最前列でスクラムにモールに体を張り続け、スコットランド戦では最後までしっかりしたサポートで走り、トライを決めました。

また、ロシア戦、アイルランド戦、サモア戦、スコットランド戦のプール戦の全ての試合に先発し、日本代表の躍進を支えました。

日本のスクラムの強さは世界も認め、海外からはコーチに「スクラムのコツを教えてくれ」と言われるなど、ニュースが出るほどでした。

2番フッカー(HO)シラトル・ラトゥ(オーストラリア)

スクラムやモールだけでなく、ボールキャリーからの突進はチームを助ける原動力となっていました。

初戦のフィジー戦では連続トライで2つのトライを決め、オーストラリアの逆転のきっかけとなりました。

MOM(マン・オブ・ザ・マッチ)にも選ばれています。

最終戦のジョージア戦では雨の中のフィジカルバトルを制する活躍をしました。

準々決勝ではイングランドに敗れてしまいましたが、フッカーとしてフィジカル大国オーストラリアの強さの根源となっていたと思います。

3番プロップ(PR)タイグ・ファーロング(アイルランド)

アイルランド重量級フォワードの象徴ともいえる選手です。

プロップは影で体を張るポジションですが、スクラムやモールでの押し込みに貢献していました。

特に、最終戦のサモア戦では突進からトライを決めるなど活躍が目立ちました。

モールで押し込んだり、背後で次のプレーを準備したりとさぼらず献身的な動きをしていました。

屈強な体つきの体型が特徴的で、世界のプロップという感じのフィジカル(体格)の持ち主です。

ディープなラグビーファンも注目していた選手です。

タイグ選手の活躍はアイルランドのフォワードの強さとして出ていました。

4番ロック(LO)マロ・イトジェ(イングランド)

イングランド代表のロックとして他国の脅威になりました。

ロックに必要な高さだけでなく、タックルやボールを持ったときの突進力が光りました。

準々決勝のオーストラリア戦では、オーストラリアのラインアウトから相手のファウルを誘発しマイボールとしました。

準決勝のニュージーランド戦では、ラインアウトでニュージーランドのボールを2本、高さでマイボールにしました。

ニュージーランドボールをジャッカルする場面もありました。タックルでもニュージーランドの攻撃を潰す速いタックルをしました。

決勝戦でも前に出る速いタックルでチームを再々、助けていました。

恵まれた身体能力でイングランド準優勝の原動力となりました。

5番ロック(LO)A・Wジョーンズ(ウェールズ)

ウェールズ代表の最多キャップを誇り、主将を務める選手です。

初戦の大事なオーストラリア戦でも体を張り、ボールキャリアして突進するシーンが多々観られました。

ウェールズ代表がオーストラリアを下し、1位突破する原動力となりチームを統率しました。

準々決勝のフランス戦でもボールを抱え込んでマイボールにする目立たないながら重要なプレーをしていました。

突破したいフランスを鉄壁のディフェンスで何度も押し返しました。

準決勝の南アフリカ戦では、ジャッカルで相手のファウルを誘いました。

タックル数のランキングでも79でトップとなっています。

2位のイトジェ選手の71を離し、ウェールズの鉄壁ディフェンスの要となりました。

6番フランカー(FL)デビッド・ポーコック(オーストラリア)

世界屈指のボールハンターとして、得意のジャッカルを各試合でいかんなく発揮しました。

相手攻撃でチームが劣勢にある時に、ターンオーバーとなるジャッカルはマイボールにする非常に強力な武器です。

初戦のウェールズ戦は負けたものの随所でチームの窮地をジャッカルで助けていました。

また、タックルの成功率も非常に高く、ディフェンスでの貢献度も高い選手です。

両フランカー(FL)やセンター(CTB)の中央攻撃は、オーストラリア代表の強さの根源だと思います。

7番フランカー(FL)ピーター・シュテフ・デュトイ(南アフリカ)

南アフリカの強いフィジカルを支え、優勝の原動力となった選手です。

ワールドラグビー男子年間最優秀選手賞を受賞しました。

準々決勝の日本戦では、再々日本のラインアウトを阻止しました。

準決勝のウェールズ戦でも正確なラインアウトキャッチなど献身的なプレーが多々ありました。

決勝戦でもタックルにモールに南アフリカのフィジカルラグビーを支える活躍をしました。

また、ラインアウトでも高さをみせました。

8番ナンバーエイト(No8)ムラズ・ギオルガゼ(ジョージア)

ジョージア代表にとって大事な1勝を挙げるウルグアイ戦では、プレーヤー・オブ・ザ・マッチ(最優秀選手賞)に選ばれました。

タックルを受けながら突進し、トライを決めました。

ウルグアイ戦はジョージアにとって1勝の爪跡を残す負けられない試合でした。

負けるわけにはいかないプレッシャーの中、ジョージアのフィジカルラグビーを支えました。

素晴らしいナンバー8は多くいますが、ジョージア代表の要として活躍したギオルガゼ選手を選出しました。

ラグビーワールドカップ日本大会ベスト15 バックス編

バックス陣を独断で選びました!

9番スクラムハーフ(SH)ファフ・デクラーク(南アフリカ)

小さい身体ながら、決勝戦でも相手の攻撃を封じる素晴らしいタックルがありました。

また、攻撃ではキックも使いながら、リズムのあるパス展開でゲームコントロールしました。

南アフリカ優勝の立役者ともいえる活躍をし、司令塔としてプレー面、精神面の両方でチームを引っ張りました。

プール戦だけでなく、ベスト8以降の日本戦、ウェールズ戦、イングランド戦でも相手にとって嫌な選手だったのではないでしょうか。

南アフリカ優勝の原動力となった選手だと思います。

スクラムハーフというポジションの可能性を改めて世界に知らしめたプレーヤーだと思います。

10番スタンドオフ(SO)カミーユ・ロペス(フランス)

初戦のアルゼンチン戦では値千金となる貴重なドロップゴールを決め、この決勝点によりアルゼンチンを23-21と下しました。

この勝利が結果的に、フランスのベスト8進出に大きく影響しました。

また、アメリカ戦では芸術的なキックパスを連発し、フランス代表のトライの多くの起点となりました。

準々決勝のウェールズ戦では後半からの出場となりましたが、果敢にドロップゴールを狙いました。

フランスの武器として、ウェールズは脅威を感じたのではないでしょうか。

シャンパンラグビーと言われる人とボールがよく動くフランスラグビーにおいて、キックパスという武器を持った司令塔としてフランス代表の安定した戦いの中枢となりました。

11番ウィング(WTB)福岡堅樹(日本)

日本の韋駄天、福岡選手は日本の躍進を支えた選手です。

初めてのスタメンとなったスコットランド戦では貴重な2トライをあげ、倒れながらオフロードをしたアシストも値千金のプレーだったと思います。

アイルランド戦では日本代表の勝利を決定づけるトライをあげ、サモア戦でもトライをあげています。

スピードスターとして日本代表の躍進を支える活躍をみせました。

ウィングには、他にもフィジーのラドラドラ選手やイングランドのジョニー・メイ選手などの素晴らしい活躍がありましたが、福岡選手が一番活躍したのではないでしょうか。

12番センター(CTB)シアレ・ピウタウ(トンガ)

トンガ代表を主将(キャプテン)として引っ張り、最終戦のアメリカ戦では、代表最後の雄姿となるトライをし花園で有終の美を飾りました。

また、フランス戦では21-23と負けはしましたが、後半に追い上げ非常に良い試合をしました。

チームの核となって突進し、トンガ代表が力のある所をみせつけてくれたと思います。

準優勝のイングランドにいたオーウェン・ファレル選手、オーストラリアのサム・ケレヴィ選手と誰にしようか迷いましたが、チームにとってのプレーでの活躍という面でピウタウ選手を選びました。

13番センター(CTB)マヌ・トゥイランギ(イングランド)

トンガ戦では2トライし、マン・オブ・ザ・マッチに選ばれています。

また、準決勝で圧倒したニュージーランド戦でもトライをあげています。

準決勝では、ニュージーランドの攻撃を再々、タックルで阻止しました。

ニュージーランドのトライ間際の決定的な場面もタックルで阻止し、チームを助けました。

決勝戦でも目立たないながら、イングランドのフィジカル攻撃の核となっていました。

また、このポジションでは、日本のラファエレ選手も素晴らしい活躍だったと思います。

14番ウィング(WTB)チェスリン・コルビ(南アフリカ)

大会全体を通して、素晴らしいステップとスピードで相手をかわすトライゲッターとなりました。

南アフリカの得点源として他チームの脅威になりました。

トライの数だけでなくチームの陣地を回復するボールキャリーなどが、試合の局面で南アフリカの武器となっていました。

イタリア戦では退場者により数的不利になりながらも2トライをあげています。

その俊敏性は、トーナメント初戦で戦った日本代表にとっても脅威となりました。

決勝戦でも個人技でとどめとなるトライをしました。

15番フルバック(FB)ボーデン・バレット(ニュージーランド)

チーム最後尾からの判断力やゲームバランスを整える役割を果たしていました。

特に、初戦の南アフリカ戦では相手の隙間を突いて中央突破でラン(走力)して、トライの場面まで持ち込みました。

3位決定戦のウェールズ戦でも中央から抜けてトライをしました。

フルバックとして最後の守りの部分でのタックルの正確さも光りました。

ターンオーバーからの攻撃を常に準備し、ボールを奪った瞬間に味方の攻撃にスイッチを入れる判断力が素晴らしいと思います。

本来はスタンドオフとしてプレーすることが多いですが、今大会ではフルバックとして安定したプレーをしていました。

ラガーマンが選ぶラグビーワールドカップ出場選手ベスト15のまとめ

2019年の決勝トーナメントに進んだ強豪だけでなく、プール戦も含めて活躍した選手を選びました。

また、個人的には最強メンバーと言うより、強豪チームだけに偏らないよう、なるべく多くの国から選出するようにし、ワールドカップ全体感を出しました。

名前や知名度、今までの成績は関係なく、2019年大会で活躍した選手を選びましたので、是非ご参考いただければと思います。