「オーストラリア対ウェールズ」ラグビーWカップ2019批評・評価・次戦予想

ウェールズ

大会屈指の好カード、北半球チャンピオンのウェールズ代表と南半球の雄オーストラリア代表の試合が行なわれました。

欧州6ヶ国対抗戦(シックスネイションズ)を全勝優勝したウェールズがワールドカップで1度も勝ったことのないオーストラリア代表に挑みました。

そんな、ウェールズVSオーストラリアの試合結果と次戦の展望をまとめてみました。

試合結果と見どころ

オーストラリアVSウェールズは、25-29でウェールズが勝利しました。

試合開始早々、ウェールズの司令塔ダン・ビガー選手のドロップゴールが決まります。

その後、ウェールズがダン・ビガー選手のキックパスからトライし0-10とします。

それに対し、オーストラリアは35歳のアシュリークーパー選手のトライで5-10とします。

さらに28分、オーストラリアはペナルティキックで8-10とします。

32分にウェールズがペナルティキックを決め、8-13とします。

ウェールズは序盤こそ勢いを見せましたが、徐々にオーストラリアの攻撃が増えてきて時間と共にフィジカル攻撃に押されていたように思います。

そんな中、ウェールズが50m近いペナルティキックを決め、直後にはインターセプトからトライを奪います。

8-23で前半を折り返します。

見ごたえのある前半で、あっという間に時間が経ってしまいました。

後半に入り、44分にはウェールズがドロップゴールで8-26とします。

46分には鮮やかな攻撃からオーストラリアがトライし、15-26とします。

その後も、疲れのみえるウェールズをオーストラリアが攻め立てます。

モールで押し込むシーンなどもありました。

61分、オーストラリアの執拗な突進からのマイケル・フーパー選手のトライで22-26と追い上げます。

オーストラリアはさらにペナルティキックで25-26とします。

ラスト10分で1点差と、凄く白熱した試合となります。

しかしその後、ウェールズもペナルティキックで25-29と引き離します。

そのまま、25-29でノーサイドとなりました。

お互いの意地と意地がぶつかり合う、大会屈指の好ゲームとなりました。

ウェールズはもちろん、負けたオーストラリアもフィジカルを活かしたタックルやテンポの速いパス展開での攻撃が良かったのではないでしょうか。

しっかりトライを狙いにいくオーストラリアの強さを感じました。

ウェールズの次回予想

ウェールズの次戦の相手は、フィジーとなります。

既に2戦連敗しているフィジーを相手に、プールを1位突破するには負けられない試合となります。

フィジーは連敗し、守るものがないので、全力で向ってくるのではないかと思います。

ウェールズはオーストラリア戦を制したことでレギュラーを出してくるかはわかりませんが、順調に試合をすればウェールズが勝利するのではないでしょうか。

ベスト8以降の戦いを見据えて、疲労などを考慮してのメンバー構成となるかもしれません。

マイナス要素としては、早々に司令塔のダン・ビガー選手が欠場したのが大きかったのではないかと思います。

次戦もダン・ビガー選手が出るかどうか注目されるところです。

オーストラリア戦では巧みな得点の積み重ねとキックを使った戦術で、試合功者ぶりを発揮しました。

フィジー戦でも試合運びの上手さがでれば、大差がつく試合となるかもしれません。

オーストラリアの次戦の相手は、ウルグアイとなります。

ウルグアイはジョージアに負けたものの釜石でフィジーを倒したので、実力の差は大きくありますがオーストラリアは油断できない相手となります。

ただ、いつも通りのプレーをして本来の力を発揮すれば、問題なく勝てるのではないでしょうか。

ウェールズ戦では、センターのサム・ケレヴィ選手の縦への突破が良かったように思います。

再三、アタックを試みるシーンが見受けられました。

また、アシュリークーパー選手はワールドカップ出場4大会で通算トライ数12となり、ロムー選手、ハバナ選手の持つ歴代最多トライ数の15まで、あと3つとしました。

得意のフィジカルを活かしたラグビーとスター選手が活躍すれば、ウルグアイ相手に大差のゲームとなるかもしれません。

オーストラリアVSウェールズのまとめ

ウェールズVSオーストラリアは強豪国同士らしく、非常に面白い試合となりました。

負けたオーストラリアも非常に良いプレーをしましたが、ウェールズの方がキックでこまめに得点を重ね、試合功者だったように思います。

点差を見てわかるとおり、ほぼ実力差はないのではないかと思います。

個人的には、キックに頼らないフィジカル勝負のオーストラリアのラグビーが面白いと感じました。