初戦をわずかな点差で負けてしまったアルゼンチン。
イングランドとフランスとのベスト8進出をかけての争いが続きます。
一方、トンガもイングランドに大敗し、後がありません。両チームとも負けられない一戦となりました。
そんな、アルゼンチンVSトンガの試合結果や次戦の展望についてまとめてみました。
アルゼンチンVSトンガの試合結果と見どころ
アルゼンチンVSトンガは、28-12でアルゼンチンが勝利しました。
試合序盤から思った以上にアルゼンチンのワンサイドゲームとなりました。
前半でアルゼンチンがトライを重ねます。トンガも29分にようやくトライを返し、28-7とします。
前半終了間際、トンガも素晴らしいパス回しからトライを狙いますが、最後の場面でアルゼンチンのタックルを受けます。
アルゼンチンのディフェンスを見て、最後まで諦めないディフェンスが強豪国ならではだなと感じました。
28-7で前半を折り返します。
後半に入り、アルゼンチンの攻撃の時間が長くなりますが28-7で膠着状態となります。
しかし、アルゼンチンがトンガのちょっとしたパスミスを見逃さず、インターセプトからのトライをします。
65分には際どいながら、トンガがトライし28-12とします。
後半途中からはお互いに反則が増えます。
トンガは後半も自陣でのディフェンスの時間が長くなりますが、ゴールラインぎりぎりでよく凌いでいたと思います。
最後のラインアウトもトンガはミスが出てしまい、ゴールラインぎりぎりながらトライできませんでした。
トンガは攻撃の途中でパスの出し所を探すようなシーンが多かったので、次戦に向けて調整するともっとトライが奪えるのではないかと思いました。
アルゼンチンの攻撃時間が長く安定していたことから、点差以上に実力の差があったのかなと思いました。
アルゼンチンの次戦予想!ベスト8進出できるか!?
アルゼンチンの次戦の相手は、イングランドです。
アルゼンチンにとってはベスト8進出をかけた大一番となります。
特に、初戦のフランス戦で負けてしまったため、是非勝ちたい試合となります。
大量得点差で好調を維持しているイングランド相手に厳しい戦いになるかと思いますが、負けるとプール敗退が決定的になるのではないでしょうか。
イングランドはタレントが豊富で、ヘッドコーチはエディ・ジョーンズ氏です。
簡単に勝たせてくれる相手ではありませんが、負けるにしても7点差以内であれば勝ち点1がゲットできます。
今後のベスト8をかけた競い合いでも、勝ち点や得失点差が重要なポイントとなります。
そのため、アルゼンチンにとっては全力で戦いたい一戦となります。
トンガ戦ではモールでもしっかり押しながら、パス展開で攻撃をくり返していました。
フォワードのフィジカルでもトンガを上回っていたように思います。
これらの強みを活かした試合が出来れば、イングランド相手でも良い勝負ができるのではないかと思います。
トンガの次戦予想!2011年の再来なるか!?
トンガの次戦の相手は、フランスです。
次回開催国でもあるフランスは今大会で結果を残したい筈です。ベスト8進出のためにも負けられない試合となります。
そのため、トンガが勝つのは非常に難しいですが、相手の意表をつくプレーができれば良い試合ができるのではないでしょうか。
アルゼンチン戦ではフィジカルで押し負ける場面もありましたが、点差が開いてからも落ち着いてプレーできる場面もありました。
単調な攻撃やミスを減らし、集中を切らさなければ一矢報いることも可能ではないかと思います。
トンガは、2011年大会にはフランス相手に勝利を挙げています。
そのため、フランス戦でも勝利もなくはないと思います。
アルゼンチンVSトンガのまとめ
アルゼンチンVSトンガは、試合全体と通してアルゼンチン優位のまま試合が進んでいきました。
もう少しフィジカルを前面に押し出したかったトンガですが、アルゼンチンの前にディフェンスの時間が長くなりました。
せっかくボールを奪っても攻撃の集中力が欠けていたように思います。
ディフェンスの時の「集中力」にも差があったように思います。
ただ、どちらもフィジカル(体格)を活かしたラグビーをするので、見ていて楽しい試合でした。